通信制大学に秋入学するメリット・デメリット

大学で佇む少女

 

通信制大学では、春(4月)と秋(9~10月)の年2回の入学時期がある。

今年の春に入学した学生は、そろそろ通信制のシステムに慣れ始め、勉強に勤しんでいる時期かもしれない。

秋入学は、6月くらいから願書受付けが始まり、夏くらいには合否通知が来る。

とはいっても通信制は入試がないので、基本は書類審査と作文を送付すればほぼ合格するから、あまり心配はいらない。

春入学でも秋入学でも基本的には内容に違いはないが、学校のシステムによって若干の違いはある。

そこで、一部の通信制大学の例をとって、特徴をまとめてみた。

 

秋入学できる通信制大学

法政大学 通信教育部

学部・専攻
法学部、文学部、経済学部

出願期間
第1回 8/1~9/3
第2回 9/4~9/25
第3回 9/26~10/31

・学籍は10月1日だが、出願時期が早ければ入学許可・補助教材の到着日も早くなる。
・在学生の履修申請状況、出願時期や抽選などにより、スクーリングの受講および履修申請ができないことがある。

入学期と手続き期間 | 通信制大学なら法政大学通信教育部
入学期と手続き期間について。通信教育学部の入学時期は、毎年4月と10月の2回です。-充実の科目数とスクーリング!日本で最初に設立された歴史と伝統ある通信制大学【法政大学通信教育部】

 

武蔵野大学 通信教育部

学部・専攻
人間科学部・人間科学科(心理学専攻、仏教学専攻、社会福祉専攻、看護学コース、本願寺派教師資格コース)
教育学部・教育学科(小学校専修、国語科専修、英語科専修)

出願期間
6/4~7/29

・秋入学の場合、卒業年次の10月~3月の半年間は、学費を納入せずに履修期間を延長することができる。この場合、卒業は3月となり、春入学生と同じ学費で半年間長く学修することができる。
・社会福祉専攻4年次編入学の「社会福祉士国家試験受験資格」を希望する学生や心理学専攻の「卒業研究」を希望する学生等は履修期間を半年間延長する必要がある。

募集要項|武蔵野大学 通信教育部
募集要項についてご説明します。武蔵野大学の通信教育部(通信制大学)は、心理,仏教,社会福祉を通信教育で学べる通信制大学です。社会福祉士や認定心理士、臨床心理士を目指す方や仏教を学びたい方などは是非お問合せください。

 

東京福祉大学 通信教育課程

学部・専攻
教育学部、社会福祉学部、保育児童学部、短期大学部

出願期間
第1回 4/12~5/30
第2回 6/5~7/19
第3回 7/25~8/20

・どの期に出願しても9月入学、8月末卒業となる。
・出願が早い順に教材の配本等が進められ、学修も早くはじめられる。

通信教育課程 入試情報 | 東京福祉大学
東京福祉大学通信教育課程への願書提出方法、選考方法についてご説明しています。

 

放送大学

学部・専攻
教養学部(生活と福祉コース、心理と教育コース、社会と産業コース、人間と文化コース、情報コース、自然と環境コース)

出願期間
第1回 6/15~8/31
第2回 9/1~9/20(予定)

大学(教養学部) | 放送大学 - BSテレビ・ラジオで学ぶ通信制大学
放送大学の「大学(教養学部)」に関するページです。

 

佛教大学 通信教育課程

学部・専攻
仏教学部、歴史学部、社会学部、文学部、教育学部、社会福祉学部

出願期間
第1回 8/20~8/31
第2回 9/1~9/30
第3回 10/1~10/15

・課程本科「博物館学芸員」資格取得課程は、前期(4月)入学の場合、スクーリングの開講時期の関係上、1年間での修了はできない。1年間での修了を希望する場合、後期(10月)入学を検討する必要がある。

佛教大学 通信教育課程
佛教大学通信教育課程の公式サイトです。60年の歴史と実績を持つ本学では教員免許状の取得や京都や仏教、書道について学ぶ教養講座など様々なコースをご用意して生涯学習時代の学びのニーズに応えています。

 

通信制大学に秋入学するメリット

武蔵野大学を例にとってみると、秋入学の場合は半年間無料で学習期間を延長できる

それを図にしてみると、以下のようになる。

 

 

春入学の場合、4月の入学後に履修登録をして翌年の3月には卒業になる。

一方、秋入学の場合は10月の入学時に履修登録をして、翌年の2月~3月の学年更新時に新たに科目を選択する。

そして通常は9月に卒業することになるが、延長したい場合は半年間、つまり2021年の3月まで無料で延長して在籍することができるので、勉強時間が確保しづらい社会人でもじっくり時間をかけて単位を修得することができる。

通信制大学のスケジュールは意外とタイトで、レポート作成などは提出→返却までに時間がかかり、再提出・再々提出までしていると単位を修得するまでに数ヶ月かかる場合がある。

卒業研究を希望する場合は、ますますスケジュールがきつくなる。

時間をかけて勉強したい人は、秋入学して半年長く勉強するのがおすすめ。

 

また、佛教大学の例のように、学部やスクーリングのスケジュールによっては秋に入学しないと一年で卒業できないこともあるので、短い期間で卒業したい場合も一概に春入学が良いとは限らない。

 

通信制大学に秋入学するデメリット

卒業後に就職を考えている場合は、秋入学の卒業が9月前後なのに対して春入学の卒業は3月末なので、新卒採用や求人数の多さの観点からいえば春入学の方が有利だと考えられる。

また、大学院への進学を考えている場合も秋入学だと卒業が9月なので、翌年の4月まで半年間待たなければならず、時間的なロスが大きい。

他にも、国家試験等、各種試験の日程が1月~3月の卒業シーズンに設定されていることもあるので、秋入学の場合資格を取得して就職するのにタイミングが合わなくなるかもしれない。

 

まとめ

以上のとおり、通信制大学の入学時期にはメリット・デメリットがあり、各大学によってシステムも違う。

就職活動に関していえば、どの通信制大学も在職中の社会人や専業主婦の割合が多く、卒業後に異業種へ転職するというよりは、今働いている会社や家庭での生活に活かしたいという目的の人が多いように見受けられる。

そういう意味では、全日制に通っている10代~20代の大学生とは状況が違うので、通信制へ通うことを検討している多くの人にとっては、あまり考慮すべき問題ではないのかもしれない。

春でも秋でもどちらも条件が変わらなければ、思い立ったときに行動するのがいいと思うので、今の時期なら秋入学だろうか?