無職に英語学習をおすすめする5つの理由

洋書を読む少女

 

最近、自分は小中高校生に英語を教える機会があるが、大抵の学生は「英語なんて勉強しても役に立たない」「社会に出てから英語を使う機会なんてない」といった具合で、英語にも他の科目に対しても勉強するモチベーションが低い。

中には勉強が好きな学生もいるだろうけれど、全体として勉強嫌いな学生の割合は圧倒的に多いと思う。

自分自身、中学・高校時代は勉強が嫌いだったので、その気持ちはわかるし「役に立たない」というのも同意できる部分はある。

自分が英語を初めて勉強したのはワーキングホリデーに行く数ヶ月前からで、高校や大学受験とはまったく関係ない動機で学習を始めた。

ワーホリに行く数ヶ月前に会社を辞職して、そこからワーホリに行くまでの期間は無職。

数ヶ月間ではあるけれど、完全に知識0の状態からスタートして海外に行くまでに中学の基礎文法と単語くらいは覚えるレベルまで上達し、無職と英語学習の相性の良さも実感した。

その理由と英語を修得する意味について、考察してみた。

 

社会人が英語学習をする6つのメリット

勉強を教える先生と生徒

英語学習は、実際には役に立つ人には役に立つだろうし、役に立たない人には無意味なものになると思う。
始めに英語を学習するメリットとして、以下のようなものがある。

 

世界中の情報が手に入る

インターネットの普及で、現在はパソコンやスマホさえあれば世界中の情報が手に入る。日本語は日本人にしか使われないのに対して、英語は英語圏以外にもヨーロッパやアジアの多くの国で使われている言語なので、英文を「読む」ことさえできれば膨大な量の情報を手に入れることができる。世界中のニュースがわかれば、一部の国から日本に流れてきた偏りのある情報や間違いを見抜くことにも役立つ。
また、英文を「書く」能力があれば自分のブログやSNSを通じて自分の持っている情報を世界に発信することもできる。

 

英語を使った仕事ができる

専門性を必要とする仕事は、一般的に誰にでもできる仕事より賃金が高く、知識や経験がある人の方が優遇して採用される。
無職で仕事がなくても、TOEIC900点や英検1級レベルなら英語を使う職種に就きやすくなるし、英会話講師として会社に登録してクライアントを募集するシステムを活用したり、クラウドソーシングのように個人で英文翻訳の仕事を請け負うこともできる。

 

海外で生活するときに役立つ

ワーキングホリデーや観光ビザで長期滞在する場合、英語力がなくても生活はできるが、あった方が良い。
ワーホリで就労を考えている場合は特に、最低限の語学力がないと採用されづらくなるし、あらかじめ勉強しておかないと渡航してからでは語学の伸びに大きな差がでる。

 

大学・大学院へ留学する際に必要

海外留学する際、TOEFLもしくはIELTSといった海外の英語試験での成績が求められる場合が多く、TOEICよりも難しいといわれている。
また、授業はその国の言語か英語で進められるので、ネイティブスピーカーに近い語学力がないと授業の内容を理解することも、他の生徒とディスカッションすることもできない。
最近、ドイツとスウェーデンが海外からの留学生にも学費無料を適用したらしいが、欧米では低額の授業料や奨学金制度を設定している大学・大学院も少なくない。

 

海外移住の条件として語学力を求められる

海外へ移住する際、IELTSのスコアが求められる場合がある。「日本の将来に希望が持てない」「日本で一生暮らしていくことに不安を感じる」と考えている人は、今すぐ移住を考えていなくても、将来の手段の一つとして準備しておくだけでも気持ちに余裕が持てるかもしれない。

 

外国人の友人をつくりやすい

外国人は相手との壁をつくらずに溶け込んでいくのが上手な気がする。なので、バックグラウンドが違っても語学力があれば友人もつくりやすい。日本で外国人に話しかけても良いし、オンライン英会話を活用してもいいし、海外旅行で見つけるという方法もある。

 

以上のようなメリットの反面、海外留学や就職にまったく興味がないという人や、自分が目指している職業ややりたいことに英語がまったく関係ないという人にとっては、必要のないものになるかもしれない。

日本に住んでいる限り英語ができなくても生活に困らないし、英語以外の専門的な技術や経験があれば仕事に就くこともできる。
ただ、ビジネスで成功している人の多くが一定以上の英語力があることを考えても、英語ができることで自分の知識や活動に幅が持てる側面もあると思う。

 

無職に英語学習をおすすめする5つの理由

英文が書かれたノート

無職者と一括りにしても、これまでの社会人経験を活かして再就職を目指している人から、長期間引きこもり状態で就業経験がない人まで状況は様々だと思うが、時間に融通が効きやすいという点では共通していると思う。

その時間の使い道として、無職者が英語学習をするメリットを以下に記してみた。

 

就職活動・在宅ワーク両方に活かせる

現代ではTOEIC高得点所持者は珍しくないと思うから、有利とまではいかなくても英語力があれば仕事に就ける確率はあがる。
学生は日中のバイトはできないし、卒業後は企業に就職していくので、派遣バイトで英語を使う仕事などは、資格・経験不問の派遣よりは賃金も高いので狙い目かもしれない。
また、事情があって外に出られないという人には在宅で翻訳業や海外輸入の仕事などが考えられる。

 

目標を持つことで心身の健康を維持できる

無職の生活が長引くと、徐々に生活リズムが乱れてやる気の低下や焦燥感などが起こり、精神衛生上良くない。
そこで、「半年後にTOEIC○○点アップ」「次の英検で準1級とる」などの目標を持って毎日計画的・継続的に学習することで充実感が持てるし、目標を達成できれば自信にもつながる。
何もやることがないまま一人で過ごす時間が長いと、ネガティブな思考に陥りがちだが、一日中英語学習に時間を費やすことで軽減できるかもしれない。

 

短期間で英語試験で高得点を目指せる

社会人だと、通勤時間や昼休み、寝る前などの空いている時間を総活用しても、一日せいぜい3時間程度しか捻出できず、もしそれ以上時間がほしければ他の時間を削るしかない。
無職の場合は、会社員が一日8時間勉強する時間と、仮に通勤往復2時間かかる時間をそのまま学習時間に当てれば、一日10時間勉強できる計算になる。
これを一ヶ月続ければ300時間、1年で3600時間捻出できる。
TOEICで高得点をとるための学習時間の目安として、4000時間と言われることがあるが、無職期間中に1年ちょっとの間猛勉強すればTOEIC900点も目指せるかもしれない。

 

オンライン英会話で友人づくりができる

平日に近所の公園で佇むだけで不審者扱いされて通報されてしまう時代なので、無職者は肩身の狭い生活を強いられる。
そんな中、オンライン英会話は自分の部屋で外国人と対話する機会を提供してくれる。
自分が以前登録していたDMM英会話では、アジアやヨーロッパの講師を自由に選択して予約できる仕組みで、一人ひとり個性溢れる講師と雑談できるのは面白かった。
自分の興味ある分野の話や海外の文化、生活などを知る機会が持てるし、仲良くなった講師とフェイスブックでつながったり、講師の国へ遊びに行ってガイドしてもらう人もいるらしい。

 

英語環境をつくりやすい

日本語にしろ英語にしろ、普段話したり聞いている時間が長い言語に思考も依存されやすいとされているが、日本に住んでいる限り他人との会話はすべて日本語が標準なので、英語の思考に慣れるのは難しい。

ところが、無職者の場合はどうだろうか?

極力自宅で洋楽や洋画を観る時間を増やして、英単語を覚えたり英文を読む練習に一日のほとんどの時間を当てれば、自然と英語に触れる時間が日本語よりも長くなり、海外へ行かなくても英語環境をつくることも可能だ。
どんなに日本語を使わないように意識しても、無職でなければできないだろう。

 

まとめ

無職期間中のスキルアップといえば、プログラミングを勉強したりウェブマーケティングを学んだり、他にも色々な選択肢はあると思うが、英語というのは学習している最中に世界のことを考えるきっかけにもなるという点で、おすすめできる。

無職でひきこもりだったりすると、行動範囲が狭まりやすく、人付き合いも少なくなりやすい。

自分の内面と向き合う時間も自然と多くなり、ネガティブな思考に陥る人も少なくないと思うが、今目の前にある現実は広い世界の長い時間の一場面に過ぎない。

海外に行けば今とは違う生活が待っているし、価値観の違いもあるし、今まで気づかなかったことに気づくきっかけになるかもしれない。

そのきっかけとして、まずは英語学習から始めてみるのも悪くないのではないか。